コンサルティングと開発。
その両方をあきらめなくていい会社。
これまでの経歴と、FLUXに入社を決めた背景を教えてください。
大学院では機械工学を専攻していたのですが、就職を考える中で機械系の研究は実用化までに5年、10年かかるのに対して、IT系の実用化までの圧倒的なスピード感に魅力を感じソフトバンクに入社しました。ソフトバンクでは、サーバーエンジニアとしてお客様のシステム環境の要件に従って実際にサーバを構築していく業務を経験。その後、社内でMicrosoft Azureの認定パートナー取得に向けたテクニカルリードも経験させてもらいました。
一方で自分の中で要件に従ってつくるということ以上に「果たしてこれが正解か?」といった上流工程に疑問を抱くケースが増えてきたこともあり、コンサルティングの戦略側にチャレンジしてみようとアクセンチュアへ転職しました。アクセンチュアでは戦略から運用まで一気通貫のプロジェクトを経験。マネージャーにも昇格することができて自分のキャリアの基盤ができたと思っています。
その後はAIへの興味関心が高まってきたので、社内での異動も探ったのですが、規模が大きいこともありコンサルティングにも関わりながら開発もできるようなポジションが見つからず、それでもその両方ができる環境を求めていたところでFLUXに出会いました。小規模でしたがエンドユーザーに近いところで仕事ができることに魅力を感じ入社を決めました。

自己成長と組織のスケールアップの両方を目指す毎日。スタートアップならではの戦い方を学ぶことができる。
FLUXではどのようなお仕事をされていますか?
現在はData&AI関連のプロジェクトを主に担当しています。具体的には4つのプロジェクトを同時に管理・推進しています。午前中は各プロジェクトチームの進捗確認をおこなうことから始まり、お客様とのミーティングやプロジェクトに関連するさまざまなステークホルダーとの調整をおこないます。
4月からは金融系企業の全社データ基盤を構築するプロジェクトがスタートしました。このプロジェクトではAIツールを効果的に活用するためのデータ基盤構築、ガバナンス整備、運用体制の確立を目指します。大手コンサルティングファームとは異なり、FLUXはエンタープライズ企業から見るとまだ新しくて小さな会社という認識だと思いますので、信頼を得るための提案方法を上司の商談から学びました。
組織自体も成長途上ですので、入社後最初の1、2か月は前職との提案スタンスの違いを乗り越えるのに苦労しましたが、そのおかげもあって部署としての戦略や人材育成について考えるようになり、今では組織形成にも積極的に関わるようにしています。自己成長と組織のスケールアップの両方を目指す毎日です。

社会に大きな影響力を持つ企業に対して、
AIによる大規模な変革をもたらす支援。
これまでのお仕事で印象的だったエピソードを教えてください。
多くの企業がAIを部署ごとに個別で導入するケースが見受けられますが、AIツールが期待通りに機能しないという問題が各所で起きています。原因はデータの質や管理に問題があることが多く、今回のプロジェクトでは、高品質なデータ基盤を整備し、AIの効果的な活用を実現することを目指しています。
小規模な部門限定のAI活用ではなく、会社全体で一貫したデータ基盤を確立するというケースではレピュテーションリスクもに内在しているたしているため影響範囲が大きく、その責任は重大です。基幹システムに近い業務の心臓部に関わるため、データの扱いに関するガバナンス整備、適切な運用体制の整備、さまざまなステークホルダーの調整などあらゆる方面に気を配りながら進めていく必要があります。運用フェーズでの支援も重要視しており、システム稼働後もお客様がAIを最大限に活用できるよう計画しています。
このプロジェクトは社会に大きな影響力を持つ企業に対して大規模な変革をもたらす支援になりますので、まさにFLUXのミッションである「日本経済に流れを」を体現できるものになると考えています。

挑戦できる機会が多く、心理的安全性が確保されている。成長を徹底的に追求したい人に魅力的な環境。
日々の仕事を通じて実感する、FLUXの魅力を教えてください。
個人的には、戦略策定だけでとにかく忙しかったり、開発だけをやっていてビジネス的なグロースの実感が持てないのは精神的につらくなってしまうのですが、FLUXはAIとコンサルティングの両方に携わりながら、それぞれの専門知識を活かせる環境があるので非常に満足度の高い毎日を過ごしています。
日本を代表するエンタープライズ企業のお客様から学ぶことも多いですし、メンバーから気づきをもらうことも多く、成長機会には事欠かないと感じています。大手コンサルティングファームとは違い、最初はお試しでやってみるという形で発注されるケースもありますが、それこそが自分と自社の成長のチャンス。
失敗してもそれを咎めるようなカルチャーは社内にまったくなく、心理的な安全性が確保されていますので、自己成長する場としてはすごくいいのかなと思いますね。特に自分の成長を徹底的に追求したい私のようなタイプにとっては最高ですね。

AI領域で求められる「現場感」を持ち続けながら、
組織のスケールアップにも寄与したい。
今後FLUXでどのようなことを実現したいですか?
自己成長は引き続き追求しますが、個人で頑張るだけではレバレッジが効かなくなってきていることも感じていますので、そろそろフェーズを変えて組織のスケールアップに寄与することを目標としています。
その第一歩として、現場にどっぷり浸かるのではなく、そこを担える人材を採用し、教育し、やりがいを持って働ける環境をつくるという視座で組織づくりに着手しました。だからといって自分から現場を完全に切り離すことはしません。それは手を動かしたいという意図ではなく、手を動かさないと分からないことがあるからです。
特にAIの領域では「現場感」は重要で、刻一刻と進化するプロダクトの理解がネットの記事だけでは話になりませんからね。私はこれまでの人生でも長期のビジョンというものを持ったことがなく、変化する環境に適応してスモールピポットを積み重ねてきました。長期的なプランを決めてそれに捉われず、これからのFLUXのあり方についても柔軟なアプローチをとり続けたいと考えています。